徹底的に教育されたスタッフが、あらゆる家事を代行

それぞれの家庭に合ったオリジナルサービスを実現

 身体が不自由で買い物に行くことも難しい高齢者や、共働きでなかなか子どもの面倒を見られない夫婦。そんな家事・育児に専念できない方たちを、しっかりと支える家事代行サービス会社が神戸・御影にあります。

 「家事は料理から始まり、掃除、洗濯。またお子様のお世話や、おじいさまとおばあさまの散歩まで。それぞれのご家庭、お客様に合ったオリジナルのサービスを提供させていただくのが私どもの仕事なんです」。

 そう話すのは「ナチュラル・ベーシック・クラブ」代表、剣崎大輔さん。彼の言う“利用客に合ったサービス”の中には、子どもたちのための林間学校など、家事代行の枠を超えたサービスも含まれています。

 最近では世の中の需要に応えるように急増している家事代行業ですが、剣崎さんはそのほかの業者との違いをこう話します。

 「今ある家事代行サービスの多くは家政婦を派遣したらしっぱなしで、後は個人同士でのやりとりに任せるというやり方なんです。でも、それだと何か問題が起きた時にお客様は納得できませんよね。私はスタッフが起こしたどんな些細な失敗も会社が全て責任を持つことが当たり前だと考えています」。

 “すべては利用客のため”というビジョンが形として明確に表れている同社。利用客の安心や信頼を得ている理由が分かるような気がします。


介助が抱える問題に向き合い、足りない部分を補う

 介護保険が適応される介助と比べられることも多い家事代行サービス。しかし剣崎さんは「介助者は利用者のお宅へ“行ってあげる”もの。一方、家事代行サービスはお客様のお手伝いを“させていただく”もの」と考え方から根本的に異なると話します。また受けられるサービス(介助内容)に関しても、介助は多くの問題を残したままだと言います。

 「例えばリビングを掃除しても、その隣の廊下は掃除しません。したくないというのではなく、決まりだからしてはいけないんです。そのほかにも、老夫婦でおじいさまだけが介助認定を受けていて、おばあさまが受けていないとすれば、ご飯を作るといってもおじいさまの分しか作ってはいけないんです。不便に聞こえると思いますが、それが介助の現状なんですね」。

 剣崎さんはそんな介助の問題に真摯に向き合い、あくまで家事代行サービス会社としてできることを日々模索しています。

 「もし介助の認定を受けているのなら、それは絶対使うべきだと思いますし、実際に使ってくださいと薦めています。私どもは入浴や、トイレのお世話など介護にしかできないサービス以外なら何でもさせていただきますので、介助と弊社のサービスを上手く組み合わせて問題がクリアできればいいですね」。


尽くすことをプライドにする自慢のスタッフ

 会社設立から4年目を迎えた「ナチュラル・ベーシック・クラブ」。常勤、パートあわせ40名近いスタッフを男性1人でまとめる剣崎さんですが、最初は本サイトに掲載することに迷いも感じていたと話します。

 「私は家事代行業者という業種はあくまで日陰の仕事だと考えています。しかし、このような独自のスタンスの会社の存在を知って欲しかったこと、そして何より優秀なスタッフたちに脚光を浴びせたかったんです。代表の私が言うのもなんですが、彼女たちはどこに連れて行っても文句のつけようがないスタッフだと自負しております。最初は僕が出るよりスタッフが出る方がいいんじゃないかなとも思ったんですけど、(恥ずかしがって)みんな逃げちゃって(笑)」。

 さまざまな利用客に対し、時に家族以上に深く接することになる家事代行業の世界。その緊張やストレスは並々ならぬものだと容易に想像できますが、スタッフたちは利用客に“尽くす”ことをプライドに変え、“わがままを言ってもらうこと”を認められている証明だというふうに、つねに前向きに臨んでいるそうです。そんな彼女たちの仕事を誇りにする剣崎さんですが、自身はただの“苦情係”と謙遜。しかし彼の強力なバックアップと心のアフターケアがあってこその優秀なスタッフが在籍するのも事実。

 “すべては利用客のため”というスタンスが節々から感じ取れた剣崎さんの言葉。これまで家事代行を利用したことがないという人も、彼のもとなら安心して任せられるのではないでしょうか。

(取材年月:2009年6月)